こんにちは。
2018年度、国家一般職と都庁に最終合格をしました、ふゆもアイスです。
国家一般職試験では、行政職も技術職も第一次試験の中に論文試験があります。
行政職では「一般論文試験」という名前で、技術職では「専門試験(記述式)」という名前になっています。
技術職の方は、専門試験(記述式)と書かれると、何か記述で技術的な問題を解くのかな?と思いがちなのですが、これはいわゆる論文試験のことですので注意してください。
この論文試験、一般にあまり詳細が知られていなく、用紙の形式や書き方や足切りの情報など、不明点が多いと思います。
でもご安心ください。私は2018年度に国家一般職(化学)を、2020年度に国家一般職(行政職)を受験していますので、文系理系両方の論文試験に関する情報を持っています。
今回は、国家一般職の論文試験の内容や書き方について、お話ししていきます!
国家一般職の一般論文試験(行政)と専門記述(技術)の内容や書き方について
論文試験の内容について
2020年度の一般論文試験(行政)の内容は「高齢化社会にどう対応するか」でした。
行政職の一般論文試験は、考えやすく答えやすい無難な内容のものが多いなといった印象です。
お題と一緒に資料も与えられます。資料に沿って書けますので、書くことがない!という状況にはなりにくいかなと思います。
2018年度の専門記述(化学)は、「知識がない人に対して科学実験を安全に行うための説明をせよ。」という感じの内容のお題が5個与えられます。その中から1つ、お題を選んで回答します。
5個もお題がありますので、自分が書ける内容が1つくらいはあるのではないでしょうか。
ちなみに行政職と異なり、資料はありませんので、完全に自分の知識で1から考えていくことになります。
論文試験の用紙の形式について
論文試験では、A3の用紙を1枚渡されます。裏表記載可能です。用紙が大きいのでびっくりしてしまうかもしれません。
用紙には横線が引いてあり、マスは無いのですが、横線にドットが入っていますので、このドットに合うように文字を記載していきます。
丁度コクヨのノートに、似たような形式のものがありました。こんな感じです。
ちなみに選択式の試験の際は、鉛筆を使用するよう指示されるのですが、なぜか論文試験はシャーペンの使用がOKでした。
論文では大量の文字を書くので、これは嬉しいですね。
論理的!と思わせるための論文の書き方と足切りについて
論文試験は、その名の通りお題に沿って論理的に論じることが大切です。
私は論理的に文章を書くために、以下の通りの流れで書くようにしていました。
- お題の問題の背景について述べる。なぜ高齢化社会が起きているのか、など。
- 問題提起をする。高齢化社会になると雇用の問題が…など、具体的に挙げる。
- 提起した問題の解決策を述べる。高齢者を積極的に採用する企業には補助金を出すなど。この解決策は、公務員ならではの解決策を挙げると良いです。
- 結論を述べる。この問題に対しては、こういう解決策があります、と全体をまとめる。
この流れで書けば、内容が不十分で足切りをくらうことはないと思います。
重要なのは、公務員ならではの視点で、問題の解決策を述べることです。
補助金や、法律の整備など、公務員にしかできない方法で解決策を述べれると評価が高くなると思います。
文字数ですが、表面全てと、裏面1/3くらいを埋めれば、文字が少ないことによる足切りは免れます。
頑張って裏面まで埋めるようにしてください。
もし文字数が足りなかったら、自分自身の体験談など具体例を出して、文字数を稼ぐようにしましょう。
私自身試験では、専門的すぎる記述はせず、一般的な話のみでまとめたのですが、論文の点数は7割とれました。
ですので、重要なのは内容の高度さではなく、論理的に文章が書けているか、文字数が足りているかが大切なのだと思います。
国家一般職の論文試験は怖くない!
いかがでしたでしょうか。
事前にどんな形式の用紙が来るのか、どんな内容なのか、どのように書けば論理的な文章が書けるのかを知っていれば、国家一般職の論文試験は怖くないです。
内容の濃さはあまり加点にはならないようですので、中間点を狙って行けば十分です!
本記事を参考に、事前に練習をしておけば本番はバッチリですね。
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