【国家一般職】緊張の官庁訪問体験記【疲弊します】

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公務員試験

こんにちは。
2018年度、国家一般職と都庁に最終合格をしました、ふゆもアイスです。

国家一般職の2次試験を突破しましたら、いよいよ次は官庁訪問です!

国家公務員試験の悲しいところは、試験に合格することが最終合格ではないところです。
試験に合格して初めて、各官庁と面接する機会を得ることができます。それを官庁訪問と呼びます。

官庁訪問では、平日の数日間、就職を希望する官庁に来訪し、面接や職場見学を行います。

1日に何度も面接や職場見学が行われ、それは一般的に朝から夜まで続きます。
とても精神力が試されるのですが、ここを突破しないと国家公務員として働けないのです。

官庁訪問については情報が少なく、どうやって対策したら良いのか困ってしまいますよね。
本記事で事前に官庁訪問の流れを知ることで、良い心構えができると思います。

本日は、私の官庁訪問の体験記をお伝えしていきます。

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国家一般職の官庁訪問体験記

官庁訪問の前にやっておくべきこと

まず、就職したいと思う官庁を探すために、説明会に参加しましょう。
詳しくは人事院のWebサイトを見ていただきたいのですが、国家公務員は、様々な合同説明会を開いています。
中には合同ではなく、官庁独自で行っている場合もあります。

官庁訪問までに、第一志望の官庁を決めておきましょう。
学生ならまだしも、社会人ですと平日にあまり休めないので、そんなに多くの官庁に訪問することは不可能だからです。
ですので、官庁訪問までに第一志望を絞っておくことは重要です。

説明会では、是非実際働いている人に色々質問をしてみてください。
実際働いている人からは良い情報も悪い情報も得られると思います。

官庁訪問の予約

コロナで、官庁訪問がオンライン開催であったり、ここに書いてある情報とは異なる場合があります。各官庁のWebサイトをよく確認してください。
ここに書いている情報はあくまで2018年度の情報です。

官庁訪問に参加するためには、事前予約が必要です。国家一般職の場合は第1から第4クールまで分かれており、希望する官庁が複数ある場合は、志望度が高い順番に複数訪問することになります。
各クールは全て平日の数日間ですので、社会人にとってはなかなか厳しいです。

一般的に第1クールに参加することが、志望度の高さを示せることになります。
また、第1クールから順番に採用されますので、第4クールでの参加ですと採用枠が少ない可能性があります

私は、この時点で都庁に合格していたため、A省の第4クールにのみ参加しました。
ちなみにA省は、多分受験生に大人気の中央官庁です。

電話で予約の連絡をし、予約が取れましたら、A省の場合は面接カードをダウンロードして事前に記入するよう指示されました。
カードの内容は、志望理由など、一般的なものでした。

官庁訪問は1日拘束されますので、お弁当を用意して明日に備えました。

官庁訪問1日目

9時にA省に到着後、部屋に案内され、iPadで写真を撮られました。
その後同室の長机で、職員から業務内容を聞きました。早い人から徐々に集まって、大体20人くらい部屋にいたと思います。

業務内容を聞いた後は、同室の各テーブルに座り、同じテーブルの人と雑談していました。他の自治体の試験情報など、有意義な情報交換ができました。
机の上にはお菓子なんかもあり、飲み物も自由に飲めました。

そんなことをしていたら名前が呼ばれ、6人ほどが部屋の外に出て、離れた部屋に案内されました。

その部屋はパーテーションで区切られており、呼ばれた6人が一気に面接を行いました。
「Aさんは1の部屋へ、Bさんは2の部屋へ」と言った感じでアナウンスされて入っていく感じでした。

面接の内容は、A省の志望理由と、私の場合は前職があったので、前職の職務内容を問われました。

10分ほどで面接は終了し、一度パーテーションの外に出ました。
全員の面接が終わるのを待ち、再度別のパーテーションに入るように指示されました。
「Aさんは2の部屋へ、Bさんは1の部屋へ」といった感じです。

先ほどとは異なる方と、再度面接を行いました。面接の内容は先ほどと同様でした。事前に記載したシートに沿う形です。

計2回の面接が終わったら、元の部屋に戻るように指示されました。

また同様に、机で雑談をしていたらすぐに呼ばれ、また別の部屋に案内されました。

次は、人事面談です。官庁訪問はこのように、面接→人事面談→面接…と交互に進んでいきます。

人事との面談は、先程の面接の所感や、官庁訪問期間の予定を聞かれました。都合の悪い日はあるのか、などです。「今日から明後日までの3日間空けられるか」と聞かれました。
私は有給を取っていましたが、2日間しか仕事が休めないです、と言えば考慮してくれそうな感じでしたよ。
また、興味のある仕事(部署)について聞かれたので、答えました。

終了後は、最初の部屋に戻るように言われました。

戻ったらすぐに、先ほどの面談で興味があると伝えた分野の部署へ実際に行き、先輩社員と喋る機会を与えてもらいました。
仕事の内容や、気になっていたことを色々教えていただきました。

このシステム、すごく良いと感じました。先輩社員と1対1で話せる機会なんてあまりないからです。ここで、実際A省に入って、自分が仕事をしている姿を想像するのが良いと思います。
中には、官庁訪問中に、ここは自分のやりたいことと違うと感じ、辞退する方もいるみたいです。
そうやって考えることができる機会があるのは良いことですよね。

先輩社員との面談が終了後、最初の部屋に戻りました。

その際、人事から1時間お昼休憩するように言われたため、持参したお昼ご飯を食べました。この時点で13時ほどでした。お昼の時も、同じ机の人と雑談していました。

14時を過ぎた頃、また人事面談の部屋に呼ばれました。面談は午前中と同じ方でした。
その面談で、「次の職場訪問で聞いた方が良いこと」のヒントをいただきました。
私は、普通に自分の聞きたいことだけ質問するのではダメなのかな?と疑問に思いました。

しかし、この人事の人からもらったヒントが、後に非常に重要になるのです!

面談後は、お昼を食べてた部屋に戻りました。

部屋に戻ってすぐ、職場訪問に伺いました。職場訪問では、先ほど人事担当から面談でもらっていたヒントを元に、仕事に関する質問をしました。

終了後はまた最初の部屋に戻りました。

部屋に戻ってすぐ名前を呼ばれ、最初に面接を行ったパーテーションの部屋に案内されました。
そして、最初と同様の形式で、2回の面接を連続で行いました。
その面接は最初と異なり、職場訪問で何を聞いたか、など、職場訪問に関する面接でした。
そこで、人事の方から職場訪問で聞いた方が良い、と言われていたことに関する質問をされました!
人事の方は、このためにアドバイスを私にくれたのですね。とても感謝しました。

この面接は、しっかりと先輩の話を聞き、然るべき質問を行っていないと困るような内容でした。
全て受動的な態度ではダメだということですね。A省、面接のレベルが高いな、と感じました。

面接後は、最初に部屋に帰りました。

すぐにまた呼ばれ、次は人事面談でした。そこで、「全員の面接官が非常に高く評価しているから明日は9時に来てほしい」と言われました。
この時点で17時で、ここで1日目の官庁訪問は終了しました。

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官庁訪問を終えて

実は、私は2日目の官庁訪問には行きませんでした。
色々考え、都庁に就職することを決めたためです。
また、官庁訪問があまりにも気疲れするので、行きたくなくなってしまったのもあります。

(まぁ、その都庁も結局退職してしまうのですが…)

官庁訪問体験記が最後まで書けなくて申し訳ないのですが、私の官庁訪問の所感は以下の通りです。

  • 官庁訪問は朝早くから、場合によっては夜までかかる場合もある。しかも数日間。体力と気力が必要。
  • 私の場合は、思ったより待ち時間が少なく、面接がさくさく進んだ。
  • 職場訪問は単なる訪問ではなく、面接官になった気持ちで深く掘り下げる。そうでないと面接で職場訪問の内容が来た時にとても困る。

私は運良く面接などの待ち時間がなかったのですが、他の方のブログなどを見ると、面接と面接の待ち時間に数時間かかったり、夜10時まで面接が続いたり、結果は後日報告します、と言われたのに連絡が来なかったりなど、色々あるみたいですね。

また官庁訪問の面接は、自分自身のことだけではなく、職場訪問の内容に関しても聞かれるため、仕事の内容を深く掘り下げて先輩に質問をしておかないと、面接で何も答えられなくなります。

いやー、恐ろしいですね。A省のレベルの高さが伺えました。
だって面接なんて、自分のことしか聞かれないと思うではないですか。なのに数分しか話を聞いていない仕事のことを問われるだなんて、レベルが高すぎます。
人事からのアドバイスがなかったら、私は面接で何も答えられなかったと思います。

このことで、私は深く疲弊してしまいました。相手の仕事の話までしっかり理解しなくてはいけないだなんて、気疲れしてしまいます。

官庁訪問は、このように沢山の難易度の高い面接に耐える気力と、数日間それを続ける体力が必要です。人によっては4日ほど官庁訪問が続く場合もあるみたいです。

これから官庁訪問が始まる方は、気力と体力をしっかり持ち、相手の仕事の内容までしっかり理解できるように意識して挑んでくださいね!

国家一般職2次試験の面接の内容については以下の記事に詳しく記載していますので、こちらも参考にしてくださいね。

国家一般職を受ける方は都庁も併願している方が多いのではないでしょうか?以下記事では都庁の試験対策についてまとめています。

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